海外旅行の最初の関門、「入国審査(Immigration)」。
何も聞かれずに通されることもあれば、別室行きを覚悟するほど厳しい質問攻めに遭うこともあります。海外旅行に慣れていないと(慣れていても)、無事に通過できるか不安ですよね。

今回は、私が実際にドイツのフランクフルト空港で経験した入国審査のリアルな実態と、一般的に聞かれる定番の英語フレーズ・回答例をまとめました。これから海外へ行く方は必見です!
1. 実録!フランクフルト空港での入国審査
筆者は海外旅行といえば、ほとんどがヨーロッパ方面なのですが(単純にアジア圏にあまり興味がない)、近年は移民問題が特に深刻の一途をたどっている背景もあってか、年々入国審査が厳しくなっているように感じています。
以前は、挨拶してパスポートを提示⇒”何日滞在するのか”、”どこに行くのか(到着空港の国だけか)”、そして”いつ帰るのか”あたりを聞かれて、通してもらうのがほとんどであったのですが、2025年、ドイツのフランクフルト空港に到着した際、入国審査官から矢継ぎ早に質問を受けました。
最初は定番の質問でしたが、途中から「不法滞在しないか」「滞在費は本当にあるのか」を徹底的に疑われているかのような、細かい確認が始まりました。私が疑われても仕方がない準備の仕方をしていたところもあるのですが、そのあたりを実録として、実際に私が聞かれた内容を書き留めておきます。
実際に聞かれた質問と英語フレーズ
| 審査官の質問・要求 | 英語フレーズの例 | 実際の対応 |
|---|---|---|
| 1.入国目的 | What is the purpose of your visit? | “Sightseeing.”(観光です)と回答 |
| 2.滞在期間 | How long will you be staying? | “For 5 days.”(5日間です)などと回答 |
| 3.帰りの航空券の提示 | Show me your return ticket. | 航空券(Eチケット)の控えを、スマホ(タブレット)で提示 |
| 4.予約済みのホテル情報 | Where are you staying? Show me the reservation. | ホテルの予約確認書を提示(…できればよかった) |
| 5.現金の所持額と提示 | How much cash do you have? Show me. | 財布を取り出し、実際のユーロ紙幣を見せた。(10ユーロ札+小銭くらいしか持ってなかった笑) |
| 6.銀行口座の残高証明 | How much money do you have in your bank account? Prove it. | ネットバンキングの画面を提示 |
| 7.クレカの利用上限額 | What is the monthly limit on your credit card? | クレジットカードの月額利用枠を口頭で説明。 |
恐らくですが、普通の旅行者であれば、質問されるのは4番までかと思います。ただ、筆者の場合、5~7の追加質問がありました。
当時、隣のレーンで本物の移民であろう人が詰問されており、周囲に嫌な空気が流れていたところであったのですが、心のどこかで「日本人だし、そんなに聞かれないだろう」とは思ってました。
ただ悪かったのが、この旅行において、筆者はホテルの予約をしていなかったんですね…。これにて、めでたく移民容疑者リスト入りです。
(フランクフルトからの乗継便が時間的にタイトだったので、飛行機に乗り遅れるリスクを鑑みて、目的地の宿は乗継便に間違いなく搭乗できる確証を得てから予約する腹積もりでした)
いつも通り1番目~3番目の質問をされた後に、4番目のホテル情報を聞かれたのですが、乗継便があるからまだ予約してない旨を伝えると入国審査官の表情が一気に曇ります。
「そいつは、”No Good”だぜ」と言われました。そして、5番目以降の質問が始まります…。

「現金いくら持ってるんだ?」と聞かれたので財布を開くも、財布にあったのは10ユーロ札(と小銭 数ユーロ)。
キャッシュレス時代に現金なんてそんな持ってるわけないじゃないか!というのは先方も理解しているようで、「これしかない」と正直に見せたら、そこは「OK」と返ってきただけでした。
それならば、と次の質問。「じゃ、お前は銀行口座にどれくらい貯金があるんだ?」と。
ここでテンパったのが、(100万って英語で何だっけ…ミリオン?ビリオン?)でした笑
ここで間違えるととんでもない資産家と周りに勘違いされ、怪しい人物に付きまとわれ、最終的に●されるリスクが…!とかいろいろ一瞬で頭を巡りましたが、きちんと正解を伝えられました。
「アバウト…〇ミリオン!」と。尚、ミリオンが100万。ビリオンは…10億です。笑
そしたら、「そうか。では見せてみろ。口座に金があるのか証明しろ」と。
え…。どうやって…。と一瞬思いました。私はネットバンキングをやっていたので、その画面を見せましたが、証明できない人もいるだろう、と。
結局見せたところで”円”表示だったので、入国審査官も申告額と表示内容があっているのか、わかってない感じでした。(見せろって言うなら、もう少し外貨の勉強しておけよ!!怒)
「まぁいい。クレジットの月額上限はいくらなんだ」と。
これは普通に答えました。
ここまで答えてやっと、その入国審査官はどこかに電話し始めて(恐らく、上司に通してよいか相談していた)、無事に通過許可をもらえました。
ということで、滞在先証明はきちんとできるようにしておかないといけない、という教訓でした。
「帰りのチケット」「滞在先」「十分な資金」の3点セットが準備できていれば、基本は問題ないです。ご参考まで。
2. 【一般編】入国審査の定番フレーズ&回答集
フランクフルトでの体験はあまりない部類のはずですが、通常の入国審査では以下の定番フレーズを覚えておけば問題なく通過できます。
聞かれることは大きく分けて「目的」「期間」「滞在先」「職業」の4つです。
① 入国目的について
一番最初に聞かれる、最も重要な質問です。
- What is the purpose of your visit? (入国の目的は何ですか?)
- Are you here for business or pleasure? (仕事ですか、観光ですか?)
【回答例】
- 観光: Sightseeing. / Vacation. (観光です / 休暇です)
- 仕事: Business. (仕事です)
- 乗り継ぎ: Transit. (乗り継ぎです)
② 滞在期間について
不法滞在を疑われないために、具体的な期間を答えます。
- How long will you be staying? (どのくらい滞在しますか?)
- When are you going back? (いつ帰りますか?)
【回答例】
- 日数で: For 5 days. (5日間です)
- 期間で: About 2 weeks. (約2週間です)
③ 滞在先について
具体的な場所やホテル名を聞かれます。予約確認書を手元に用意しておくとスムーズです。
- Where are you staying? (どこに滞在しますか?)
【回答例】
- ホテル: At the Hilton Hotel. (ヒルトンホテルです)
- 友人の家: At my friend’s house in London. (ロンドンにある友人の家です)
※移民疑いをかけられるので、この回答の場合は追加質問を覚悟しましょう。”友達といつどこで出会ったのか”、”友達の家の住所”など聞かれる可能性大です。
④ 職業について
支払い能力や身元確認のために聞かれることがあります。
- What is your occupation? (あなたの職業は何ですか?)
- What do you do? (お仕事は何をされていますか?)
【回答例】
- 会社員: I am an office worker. ※尚、「システムエンジニア」は通じません。「ソフトウェアエンジニア」と言いましょう。
- 学生: I am a student.
- 主婦: I am a housewife.
3. 入国審査をスムーズに乗り切る3つのコツ
私のフランクフルトでの経験も踏まえ、入国審査でパニックにならないための対策をまとめました。
- 書類はすべて紙で印刷しておく
スマホの画面を見せようとしたら電波が繋がらない、バッテリーが切れた、というトラブルはよくあります。
帰りの航空券(Eチケット)とホテルの予約確認書は、できれば紙に印刷してファイルにまとめておきましょう。 - 質問には「短く・簡潔に」答える
余計なことをベラベラ話すと、新たな疑いを生む原因になります。聞かれたことに対して、単語(Sightseeing, 5 days など)で答えるだけで十分です。 - 堂々とした態度で
言葉が分からないからといってオドオドしていると怪しまれます(日本人あるある)。聞き取れなかったら “Pardon?” や “Could you speak more slowly?” と堂々と聞き返しましょう。
まとめ
入国審査は、その国の安全を守るための重要な手続きです。基本的には定番の質問をクリアすれば問題ありませんが、時には私のように「銀行残高を証明しろ」と言われるようなイレギュラーも起こり得ます。
どんな質問が来ても落ち着いて対応できるよう、この記事のフレーズをスマホにメモして、万全の準備で海外旅行を楽しんでくださいね!