【長崎県の絶景】フォトジェニックスポットランキング

このランキングは当サイト独自のものであり、訪れた際の天候なども順位に影響しています。料金などは公式サイトで最新情報をご確認ください。
 
昔から異国との交流が盛んであったため、歴史ある西洋風の建物や文化が残る長崎県。
戦争が行われていた時代では造船や軍港など、軍事的な面でも重要な拠点であったことから、戦争の遺構も数多く残っています。

“花と光の感動リゾート”「ハウステンボス」

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テレビコマーシャルでもお馴染み、“花と光の感動リゾート”こと「ハウステンボス」。


大風車に、チューリップ畑。オランダの街並み(イメージ?)を再現した、国内のテーマパークとしては日本最大規模(東京ディズニーリゾートの約1.5倍の面積)を誇る、フォトジェニックなスポットです。園内にはヨーロッパ風の建物が多く立ち並び、「海外旅行に行ってきました!」と言っても信じ込ませることができるような写真が撮れます。

 

冬季には毎年国内最大規模のイルミネーションが展開され、日本全国からその光景を求めて観光客が押し寄せる人気スポットとなっています。

駐車場 あり(有料)
ハウステンボス公式ホームページをご参照ください。
備考  


天を衝く3基の無線塔「針尾送信所/針尾無線塔」

◆針尾無線塔

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三本の柱が天を衝くように延びる、まるでRPG(ゲーム)のフィールドのような光景。
その正体は、1922年(大正11年)に大日本帝国海軍(旧日本海軍)により造られた、無線を中継するための塔「針尾無線塔」です。

 

かの有名な真珠湾(パールハーバー)攻撃を指示した暗号電報、『”新高山登レ一ニ〇八”(ニイタカヤマノボレ ヒトフタマルハチ)』を各艦隊・部隊に送信した送信所の一つが、この針尾送信所だそうです。


この3本の塔は、いずれの塔も「高さ136m、周囲38m」と同じ規格で作られており、各塔は300mの間隔を置いた正三角形となるように造られました。
当時、250億円もの費用をかけて作られた3本の塔。投じられた金額もすごいですが、1922年という100年以上も前の時代に、このような巨大な建造物を作る技術があったことに驚きです。高所恐怖症な自分にとっては、もし造れと言われたら反射的に「造れるわけねーだろ!!」と憤慨必至の未知の建造物です。。。


尚、こちらの塔、大正時代に建設された現存する国内の塔状建造物として、最も高い建造物とのこと。
塔は、内部に入って1階から内部を見上げることができます!!
見上げると………気が遠のきますよ………。


尚、無線塔を遠くから眺める場合は、「西海橋公園」あたりから見るのがおススメ。
無料駐車場を完備しており、公園から行ける”新西海橋歩道橋”からは、3基の無線塔と、”針生瀬戸”の風光明媚な景色が望めます!

 

◆針尾送信所(旧佐世保無線電信所)

 

1922年(大正11年)、塔と同時期に、無線塔で送受信する電波をコントロールするための送信所が造られました。

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現在は当然、その役目を終えて廃墟となっていますが、2013年に3基の無線塔と、送信所(電信室)、油庫(ゆこ)は、国の重要文化財に指定されました。

 

送信所エリア内で、とてつもない威圧感を放っている電信室正面に立ってみる。重そうな扉が付いていますが、柵があり立入禁止となっています。正面部分は外観のみの見学となりますが、その地下(1階?)部分の電源室や地下空間は見学することができます。無料貸し出しのヘルメットをかぶって、入場します。

 

中は薄暗く、バイオハザードの世界感…という感じですが、廃墟好きにはたまりません。
対外的には見学無料ですが、針尾無線塔保存会の方が保存協力金を募っているので、気持ち分、是非支払って見学しましょう!!!

駐車場 あり(無料)
備考  

“九州最後の炭鉱” 「池島炭鉱」

九州の長崎県西岸、神浦(こうのうら)港からフェリーで約30分の沖合に、”九州最後の炭鉱”こと「池島炭鉱」があります。

詳細は池島炭鉱の記事へ

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池島では、1959年から2001年までの約40年に渡り、石炭が採掘され続けました。池島で採掘される石炭はとても良質で、日本の工業の発展に大きく貢献したと言われています。


現在、池島では国内で唯一の炭鉱の坑道に入っての体験ツアーができる炭鉱跡地となっており、コロナが終息した現在、坑道ツアーも活気を取り戻しつつあります。
ちょっと変わった観光がしてみたいな・・・という方、是非ツアーに参加してみてください!

 

駐車場 神浦港駐車場(無料)を利用。
※波止場の駐車場は柵がないので、海に落ちないよう注意!!!(車止めブロックはあります)
備考 池島炭鉱体験ツアーは完全予約制。
長崎市公式観光サイト「長崎さるく -池島炭鉱体験-」<https://saruku.nagasaki-visit.or.jp/ikeshima/>


島々の織り成す絶景「九十九島(石岳展望台)」

トム・クルーズ主演映画「ラストサムライ」のロケ地の一つである、九十九島の景色。同映画冒頭シーンで映し出される景色は、「石岳展望台」から撮影されました。

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西海国立公園に指定されている「九十九島」は、その名の”99”を超える、大小208もの島々から構成されている、ほぼ無人島の島々です(4島のみ、有人島)。展望台へは、駐車場から少し山道(階段)を登る必要がありますが、登りきった先にある展望台から見える景色は絶景。大自然を感じられる、おすすめのスポットです。

駐車場 あり(無料)
備考  


”1000万ドルの夜景” 「稲佐山」

言わずと知れた”日本三大夜景”の一つ、「稲佐山の夜景」。※あと2つは、北海道の”函館山の夜景”と、兵庫県神戸市の”摩耶山掬星台の夜景”。
天気が良い昼間に上れば、遠くに、雲仙普賢岳や天草諸島、五島列島を眺めることができます。

駐車場 あり(100円/30分 など)
備考  


湧水の町「島原湧水群/島原城」

自然豊かな城下町を見降ろすように、立派なお堀を備えた「島原城」がそびえたつ島原。
武家屋敷の立ち並ぶ古い城下町は、家々の立ち並ぶ道の真ん中に澄んだ水が流れる、珍しい景観をしています。

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約200年前、雲仙普賢岳の大規模な火山活動を伴う地殻変動があったそうで、その際、町の至る所から水が湧き出したそうです。武家屋敷の間を流れる水は、約2キロ離れた”杉谷の水源(熊野神社)”から流れてきているものであり、古くから町民の飲料水をはじめとする生活用水として用いられてきたそうです。

駐車場 あり
武家屋敷駐車場:無料
島原城:一般500円
備考 島原城:大人700円 / 小・中・高校生350円


3つの廃墟が語る歴史「魚雷発射試験場跡」

国道205号沿いにひっそりと佇む戦争遺構「魚雷発射試験場」跡地。


針尾送信所よりも昔…1918年(大正7年)に、佐世保の海軍工廠や三菱長崎兵器製作所で作られた魚雷の性能検証が、この地で秘密裏に実施されていたそうです。

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陸地にある、今は廃墟となっている大きな建物は魚雷発射試験場の「空気圧縮ポンプ所」跡。映画 ”バケモノの子”の修行シーンのモデルとなったそうです。
※画像は載せられませんが…気になる方は”バケモノの子 修行”で画像検索すると、確認できます。

 

海へと続くコンクリート製の桟橋の先にあるのは、「魚雷発射場」。そして、そこから発射された魚雷の検証データを取得するための観測所としての「観測所跡」も残っています。
当時、地域の住民は島で何が行われているのか詮索することを許されていなかったそうですが、試験が行われる日には”赤い旗”が湾に立ったそうで、それを印に漁船は航行を控える…という話はあったそうな。

 

貴重な戦争遺構ではありますが、海の波風による風化が著しく、ところどころ危険な場所があるので、見学の際は安全に十分気を配ってください。

駐車場 あり(無料)
※ただし数台のみのスペース。
備考  


異国情緒あふれる 「グラバー園」

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幕末の動乱に深く関わったとされる、イギリス人商人”トーマス・ブレーク・グラバー”。
「青い目の志士」と呼ばれた彼は、大河ドラマなどで描かれている通り、史実としても薩摩藩や長州藩(後の明治政府の高官)とつながりがあったそうで、武器商人として幕末の討幕運動に大きな影響を与えました。グラバー商会が薩長軍に卸した最新式の銃は、奇兵隊高杉晋作が率いる奇兵隊が幕軍を下すのに大いに貢献したそうです。

 

かの坂本龍馬とも交流があったそうで、グラバー園の中には等身大の龍馬パネルがあり、また邸宅内には幕末の志士らをかくまった(とされる)隠し部屋もあります。幕末の殺伐としたエピソードばかりですが…。


グラバー園の中にはハート型の石が3か所あり、恋愛成就のパワースポットとして取り分け若い婦女子に人気だとか。ぜひ探してみてください。

駐車場 なし(長崎市内の駐車場を利用)
備考  


戦争の悲惨さを伝える 「平和公園」

1945年8月9日 午前11時02分、広島に続いて長崎に原子爆弾「ファットマン」が投下されました。
戦争の悲惨さを伝え、また二度と戦争を起こさないよう平和を祈念して造られたのが、この平和公園です。

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公園のシンボルとして有名なのが、こちらの「平和記念像」。
高さ約10mのこの像の作者は、長崎出身の彫刻家である北村西望氏。※池島炭鉱 第2立坑にある女神像の作者は、こちらの北村氏のお弟子さん。
天に向けて掲げた右手は“原爆の脅威”を表し、水平に伸ばした左手は“平和”を、そして瞼を軽く閉じた表情は“原爆犠牲者の冥福を祈る”という想いが込められています。

駐車場 あり(有料。260円/時間)
備考  


歴史ある石造りのアーチ橋「眼鏡橋」

長崎の有名観光地の一つである「眼鏡橋」。
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市内を流れる中島川に架かるアーチ状の石橋で、石橋のアーチ部分が川面に反射することで綺麗な円となり、メガネのように見えることから”眼鏡橋”と呼ばれています。夜はライトアップされるため、昼夜を問わず長崎の観光名所であり続けるシンボル的な存在です。
駐車場 なし(長崎市内の駐車場を利用)
備考  


森林に静かに眠る戦争遺構「石原岳堡塁」

石原岳森林公園には、長崎に残る戦争遺構の一つ、石原岳堡塁(いしはらだけほうるい)跡があります。

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明治時代、佐世保軍港を防衛するために砲台が配備された跡が残っており、和歌山県の友ヶ島や、広島県の大久野島のような要塞跡を見ることができます。
尚、写真の真っ暗の道は入ることができます(私が訪れた際は、公園に誰もおらず…入るのに勇気がいりました)。
30mほどでしょうか。奥まで続いており、弾薬を貯蔵していたと思われる倉庫があります。

駐車場 あり(無料)
備考  

遠藤周作の小説『沈黙』の舞台 「カトリック黒崎教会」

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教会内の写真撮影は禁止なのですが、、間違いないなく記憶に残る教会です。一見の価値ありです。
撮影禁止なのですが、、、ネット上には堂々と写真をアップしている人がいるので、興味がある方は覗いてみてください。

駐車場 あり(無料)
北方面から見て、教会前の信号を左折してすぐ左側に車2台分くらいの駐車場あり。

廃墟マニアの聖地「端島(軍艦島)」

あまりにも有名な廃墟…いえ、世界遺産「軍艦島」。
遠くから見た際、島の形が軍艦に似ていることからそう呼ばれたそうで、実際にアメリカの潜水艦が島を本物の軍艦と間違えて、魚雷を打ち込んだこともあったそうです。

 

軍艦島は端島炭鉱(海底炭鉱)の採掘をするための拠点として大いに栄え、1960年頃、日本一の人口密度を誇っていました。炭鉱夫たちは、当時のサラリーマンの3~4倍もの給料をもらっており、島内には学校はもちろんのこと、映画館の娯楽施設や、当時最先端の設備を誇る病院などが立っており、この島はまさに時代の最先端を行く、夢の島であったそうです。

石炭の時代が終わり、一気に衰退した端島炭鉱は1974年に閉山。
島での収入減がなくなり生活ができなくなった島民たちは、後ろ髪を引かれる想いで全員島を去りましたが、島民のいなくなった軍艦島は一気に荒廃。当時最先端であった高層マンションを含む町全体が廃墟と化しました。
島の面積は限られていたため、建造物を始め、島全体が普通の町では見られないような不思議な構造をしていたことで、フォトジェニックな景色が多く点在しており、プロカメラマン(一部、不法侵入の廃墟マニア)により、多くの写真が撮られました。※当時、定期船などはなかったため、廃墟マニア(カメラマン)たちは漁船に乗せてもらうなどして、島に上陸していたそうです。。。

2015年に世界文化遺産に登録され、現在は整備された遊歩道から廃墟を眺めるツアーが催行されていますが、軍艦島の神髄を知ることは、もうできない。


おわりに

いかがでしたでしょうか。長崎県。この記事で行ってみたい!と思える場所が見つかったのであればうれしいです。他の都道府県の記事も順次投稿予定なので、ご興味があれば覗いてみてください!