【2024年】第74回 さっぽろ雪まつり~ゴールデンカムイ雪像のクオリティに驚嘆!

『第74回 さっぽろ雪まつり』が2024年2月4日(月)~11日(日)の日程で行われました!


今年はインバウンド旅行者が十分に戻ってきている影響もあってか、札幌市内のホテルは超強気の価格設定。
そして、羽田⇔新千歳の飛行機も満席便が多く…仕事の都合で今年は行けるかわからなかったのですが、ギリギリまで迷った末、2/9~10の2日間のみ見物してきましたので、その感想を写真と共に載せたいと思います!

今年は積雪量が少なく、歩道は雪がなく乾いていました。また、雪まつり会場の歩道も土の混じった汚い感じの雪だったので…雪を体感しに来た身としては、その点は残念!(地元民にとっては雪がないのは喜ばしいと思いますが)

 

時計台を横目に、大通公園に向かいました。3丁目広場を起点として、大雪像のある西方面に歩いていきます。

大通会場


3丁目広場

3丁目は市民雪像のコーナー。毎年の流行を取り入れた小雪像が立ち並んでいます。中にはハイクオリティな作品もあって、なかなか楽しめました。


ムキムキの”シマエナガ”…これでもかわいいと言ってくれる人がいるのか!?

“おぱんちゅうさぎ”。僕にはなぜこれが流行っているのかわからないけど…笑 再現度高し!

ゴジラの着ぐるみを着た、スパイファミリーの”アーニャ”。流行りものの合わせ技!

 

 
今年の市民雪像の投票獲得数 第1位の作品「湯ばーばと仲間達」
私が訪れたのが雪まつり終盤だったので、千とハクに雪が積もって&若干溶けて、もはやよくわからない姿に…笑
わかりにくいですが、湯婆婆の左手あたりに小さなカオナシもいます。

 


4丁目広場
今年の目玉は、この「ゴールデンカムイの大雪像」です!!
野田サトルの漫画である「ゴールデンカムイ」。
北海道が舞台であるこの作品は、これまでの雪まつりでも小雪像やARなどでコラボイベントをしていましたが、遂に大雪像にまで上り詰めました!一原作ファンとしては喜ばしい限りです!!
会場ではアニメ ゴールデンカムイのBGM’旅の幕開け‘が掛かっていて、これまたテンションをあげてくれました。
毎度のことながら、自衛隊の皆様の造形クオリティが非常に高く、恐らく作品を知らないであろう、海外の老夫婦も感嘆の声をあげて記念写真を撮っていましたよ!

ゴールデンカムイ小雪像
@2018年の雪まつり

ARゴールデンカムイ
@2020年の雪まつり
ARゴールデンカムイ
@2020年の雪まつり
 
 
それにしても…平面の絵ですら棒人間しか書けない自分にとっては、この立体的な雪像は異次元のクオリティです。また、多くの人が「すごいなー!どうなってるんだ!?」…と一様に感心していたのが”アシリパ”の目。深さの異なる円と小さな雪塊によって、見事に瞳の輝きを演出していました!
ただ、日中は「すごいなー!よく作ったなー!!」と称賛を集めていたアシリパさんのぱっちりした瞳ですが…

夜にライトアップされると、とても怖い!!笑
ライトの角度とかでどうにかならなかったのかと思うものの…まぁ、これはしょうがないですね
朝早くから夜遅くまで、大人気のゴールデンカムイ像でした。
(尚、原作ファンと思しき方々を会場で見かけましたが、杉元でもアシリパさんでもなく…やはりシライシがお気に入りのようでした笑)

 


5丁目広場
5丁目は、JRA協賛の「サラブレッドの大雪像」。毎年恒例ですね。
明治期以降より、北海道から多くのサラブレッドが排出されています。なんと、国内で生まれるサラブレッドのうち 約98%が北海道で生まれているそうな 。
この日は2月9日でしたが、この後アイドルのイベントがあったようで、前列にファンと思しき方々が集まっていました。
 
こちらは「クイーン + アダム・ランバート 来日記念特別雪像」。
雪まつりの期間中である2月10日(土)に、QUEENの42年振りの札幌公演が行われるとのことで、特別雪像が造られたそうです。そしてなんと、公演前の2月8日(木)夜、ロジャー・テイラー(ドラムス)とアダム・ランバート(ヴォーカル)が、この雪像をお忍び訪問したとのこと!!
(外部サイト記事)
ロジャー・テイラーとアダム・ランバートが「さっぽろ雪まつり」で特別展示されているクイーンの巨大な雪像をお忍びで訪問
 
いやー、前日の夜だったら生で見れたかもしれないのに!惜しい!
(…まぁ、特段ファンではないのですが…興味を持つ、いいきっかけになれたかもしれない)

 


6丁目広場
「雪像彫刻 from本郷新記念札幌彫刻美術館」。
札幌を中心に活動する美術家、工芸家5名による彫刻が展示されていました。
 
遊戯王から「ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン」だそうです。
遊戯王はわからない…”俺のターン!”っていう言葉は知っています笑

 


7丁目広場
7丁目のHBCドイツ広場には、ドイツ3大美城の一つである「ノイシュヴァンシュタイン城」の大雪像。
今回の雪まつりは大した下調べもせずに行ったのですが、この雪像があるという情報は仕入れていました。今年の目玉はこの「ノイシュヴァンシュタイン城」だとテレビでやっていましたので。。。ただ、ドイツで本物を見てきた身としては…コレじゃない感。
城自体が横長なので、表現が難しいのはわかるんですけど、構図が真横?からっていうのはどうなんでしょう。迫力も優雅さも、いまいち伝わらない気がします。でも、手前の森とか含め、作りは見事なものでした!

 

同じく7丁目には、サブカル系の小雪像が立ち並んでいて、そちらの方も盛り上がっていました。海外の方も多く、日本のサブカルチャーは本当に浸透しているなー、という印象。(残念ながら、自分はわかる作品が少なかったですが…)


Re:ゼロから始める異世界生活

ダンジョン飯

ゴジラ-1.0

らきすた

サブカル軍に混じっている、太田胃散「ありがとう、いいくすりです!」
夜には”太田胃にゃん”が、観光客に愛想を振りまいていました(中身がおじさんだったら嫌だな…)


『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ライジングフリーダムガンダム

『劇場版「オーバーロード」聖王国編』
目線が追ってくる…

 


8丁目広場
8丁目・雪のHTB広場の大雪像は「旧札幌停車場」。
1908年~1952年に使われていた、3代目の札幌駅の駅舎です。※現在のJR札幌駅は、5代目とのこと。
壁板一枚、窓ガラス一枚に至るまで、細部にこだわって作られているのがよくわかる雪像でした。駅舎の屋根を支える柱も一本一本きちんと造られていて、制作陣の技術力の高さが伺えました。
 
夕方からは、アイヌ文化とバレエのコラボイベントをやっていました。
世界的バレエダンサーの針山愛美、実写版・ゴールデンカムイにも出演したアイヌの伝承者・秋辺デボ、ウクライナバレエダンサーら、出演者が一夜限りのスペシャルパフォーマンスをするとのことで、会場は満員。皆、手袋をしているので、拍手は”(ボンボンボンボン…)”という感じであまり聞こえませんでしたが笑 楽しく見ることができました。
その後、夜にはプロジェクションマッピングが行われ、雪像前は多くの人で賑わっていました!…ただ、上映コンテンツの内容については、時代背景を含め、もう少しこの駅舎の雰囲気に合ったものを期待していたので、ちょっと個人的には残念。

 


9丁目広場
9丁目は再び市民雪像エリア。

 


10丁目広場
10丁目のUHBファミリーランドには「北海道ボールパークFビレッジ Let’s play! スノースライダー」と「バランスよくて マジすべる! 完全メシチューブスライダー」の、スライダー雪像。

まぁ、スライダーはやらなかったので、「ふーん…」って感じでした。

 


11丁目広場
11丁目の国際広場には毎年恒例の、世界各国のチームによる雪像コンクール作品と、初音ミクの雪像。
今年はモンゴルチームが優勝です!モンゴルでは、”ずる賢いキツネが赤ちゃんを護る”という考えがあるそうで、キツネにくるまれた赤子の雪像が製作されました。
こちらは、初音ミクの雪像。コスプレや、全身を初音ミクグッズで固めた人がこの像の前で記念写真を撮っていました。
 
すすきの会場

すすきの会場は雪像ではなく氷像。氷の彫像が展示されています。
大通会場から向かい、まず目に入るのは大きな札幌市時計台の彫像。
こちらはNIKKAの氷像。(辰年だから龍…というわけではなく、毎年ほぼ同じな気がする)
こちらもお馴染み、すしざんまいの氷漬け!外国人観光客の皆さんもバシバシ写真を撮っていました。
とてもおいしそうです!笑
北海道で空前の大ブーム中「シマエナガ」の氷像。タンチョウヅルやシマフクロウを抑え、このまま”北海道の鳥・代表”の座を獲得してしまうのか!?
(ゴールデンカムイでは、無残にも杉元に…)
 
 
◆その他

札幌市時計台の前にはかわいい雪だるま。定番の観光スポットとして、この日も時計台周辺には観光客が溢れてました。皆さん、道路を挟んだ向こう側から撮ったり、しゃがんで下から撮ったり…。車に気をつけましょう!
SNOWSのポップアップストアには、スノーサンドを求める大行列ができていました。 毎日10時の開店に合わせ、9時半頃から折り返しの行列になっていました。調べたら1個200円近くするようだけど、そんなに美味しいのか…
北海道庁 赤れんが庁舎は改装中!…だけど、パネルがとてもうまく作られていて、本当にそこにあるかのように見えました!

第74回 さっぽろ雪まつりは2024年2月11日に閉幕。
今年はゴールデンカムイ雪像はとてもよかった!のですが…2018年のFFのようなプロジェクションマッピングを期待していたので、いまいち消化不良感の残る旅行となりました。

また次回の雪まつりに期待!!