【”リアルドラゴンクエスト”の舞台!】ドラッヘンフェルス(ドイツ)~リアルドラクエの世界~

*「ここは ケーニヒスヴィンター。かつて、英雄ジーク・フリートがこの山に住まう凶悪なるドラゴン”ファフニール”を屠り、その返り血を浴びて不死身になったというリアルドラゴンクエストの伝説の地、”ドラッヘンフェルス(ドラゴンの岩山)”を擁する静かな街じゃ。山の頂上にそびえる砦が ドラゴンを討った場所とされておる。なお、この地では ドラッヘンブルート(Drachenblut)という”竜の血“が手に入るという。
退治されたはずのドラゴンじゃが いまなお存在しているとの噂じゃ。ドラゴンに出くわせば 今のお主ではひとたまりもない。ドラッヘンブルク城に安置されているという、竜の血、ドラッヘンブルートを手に入れるのじゃ。口にすればきっと 新たな力に目覚めるであろう…!」
 
???
*「山の中腹を見よ。立派な城が見えるであろう。迷わず、かの地を目指すのじゃ!」
 

修道女
*「旅のひと あの城へお行きなさるつもりですか!? くれぐれもドラゴンには気を付けて…」
 
???
*「なに、ドラゴンの1匹や2匹 このわしが ちょちょいと片付けてやるわい!…と言いたいところじゃが 最近腰の調子が悪くてのぅ。…そう不安そうな顔をするな。なんとかなるわい」
 
「ドラゴン注意」の標識
???
*「ほれ。先を歩かんか。…なに?”恐いのか?”じゃと!?
ばかもん!ドラゴンの1匹や2匹、ワシの必殺技・ギガ……アレで一撃じゃ!」
 
町人A
*「城へ行くのかい?それならば安全なトロッコにのればいい。一気に山頂の岩山”ドラッヘンフェルス”まで行って、歩いて城へ向かうことを おすすめするよ」
 
竜の岩山と竜の城へは、登山電車”Drachenfels Bahn(ドラッヘンフェルスバーン)”で行くことができる

登っている途中にもドラゴン注意の看板がある

年季の入った操作盤

 
???
*「…ふぅ。こんな便利なものがあるならば なにも恐れることはないのぅ。
このトロッコのエンブレムを見たか?なかなかイカしておる!」
 
登山鉄道の歯車と、ドラゴンをモチーフにしたデザインがかっこいい

???
*「ライン川が一望じゃ。さぁ、まずは英雄ジークフリートが かつてドラゴンを討ったという 岩山”ドラッヘンフェルス”へまいろうか」
 
※訪れた際、岩山への登り口がわからず、そのまま城方面へ下山する観光客が散見されました。
山頂にある建物に沿って奥に向かうと、細い道ですが登り口があります。
ドラゴン討伐の地”ドラッヘンフェルス”
 
???
*「ドラゴンとの激しい戦いで砦が崩れたのかのかもしれぬな…。ここには砦以外 何も残されていないようじゃ。城へ向かうとしよう」
 
???
*「あれがドラゴンの城 ”Schloss Drachenburg(ドラッヘンブルク)”じゃ。なかなかに美しい城じゃな。・・・なに?”ディ●ニーに出てくる城のようだ”じゃと? な、なんじゃ、そのディ●ニーというのは。長生きしたければ不用意なことを申すな!」
 
 
???
*「珍しい色合いの城じゃな。上品な色遣いで、城全体から気品がにじみ出ておる」
 
貴族の館のような入口

黄金の鹿が目を惹く
 
かんりにん
*「よくお越しくださいました。このドラッヘンブルク城は、”城”という名こそついていますが、19世紀に成功を収めた金融家が、個人の邸宅として建てたものです。はぁ…私もそれくらい稼いでみたいものです」
 
 
???
*「なるほど。確かに城にしては 各部屋がさほど大きくない気はするのう。それにしても豪華絢爛じゃな」
 
どの方角から見ても美しい城。表はこちら?

城のプレート

展望台からはライン川が見える
???
*「城に見惚れて、竜の血”ドラッヘンブルート”を 完全に忘れておったわい。
さて、、どこにあるのかのう。玉座の宝箱の中とかじゃな。きっと」
 
売り子のよろい
*「旅のかた。竜の血”ドラッヘンブルート”をお探しかな? それならばココにありますよ。
今なら 1本たったの9G(ユーロ)!」
 
“竜の血”ことドラッヘンブルート。安いやつ(2023年時点で9ユーロ)と熟成もの?(確か20ユーロ程度)があった。ラベルが異なり、高いのはイラストがなかったので、私は安い方を買いました。
なかなかのお値段のドラゴンの食器たち。999€を購入する猛者は年間何人いるのか…?
売り子のよろい
*「こちらもセットでいかがかな!?なんとドラゴンの装飾がされた皿にポットにティーカップだ!まとめて買ってくれるなら おまけするぜ?」
 
???
*「………。」
さまようよろい
*「まいどあり!」
 
???
*「…竜の血とは、ワインのことであったか。これを飲んでも 不死身にはなれぬな。まぁ旅の思い出に1本買ってもよかろう。城は美しく、トロッコに乗る体験を含めて素晴らしい地には違いない。来てよかったのう。…さて、そろそろ戻るとするか」