【完全攻略】マルタのバスの乗り方。チケットの種類や注意点も解説!

マルタ旅行を計画中の皆さま、こんにちは。

 

早速ですが、マルタには鉄道(電車)が存在しません!…というところは予習済みでしょうか。
小さな島国ですので、主要な公共交通機関は「バス」であり、旅行する際も移動は基本的にバスになります。
※タクシーも存在はしています。空港やフェリー乗り場には観光客を待ち構えているタクシーがいて声をかけてきますが、流しのタクシーはいないと考えて良いです。アプリで呼び出せば乗車可能です。私は旅行中、一度も利用しなかった上、乗り方を解説をする気も全くないので…興味がある方はこちらのサイト(©maltamalta.com)で詳細に説明されていましたので、ご参照ください。

 

私は、大した下調べもせずにマルタを訪れましたが、バスの乗り方に困ることはありませんでした。
実際にマルタでバスを利用してきた体験を基に、「海外旅行でバスに乗るのって難しそう…」と思い、当記事を覗いてくださった皆さんの不安を一掃したいと思います。

 

まず、結論だけ先に言ってしまいます。マルタのバス利用に関して、日本出国前に必要な準備はたった3つだけです。

 

①ご自身の旅程を基に、どの種類のチケットを購入するか決めておく
「GoogleMap」がバスの経路・時刻検索に必須のため、海外でスマートフォン(携帯)で通信を利用できる環境を整えておく

③(もしも使ったことがなければ)GoogleMapの経路検索の方法を練習しておく

 

以上です。
ここからはまず、マルタのバスについての概要や、チケットの種類についてご紹介します。
最後に上記の準備について説明をするので、そこまでスキップしたい方はこちらをクリックしてください。

 

ルートマップの入手方法

まずは路線図(ルートマップ)を見てみたいですよね。
ルートマップは、空港の「Malta Public Transport」のブースで紙媒体のものがもらえます。
また、「Malta Public Transport」のWebサイトからPDFファイルのダウンロードもできますので、出国前に御覧になりたい場合は下記リンクからPDFファイルを入手してください。
⇒ダウンロードはこちらをクリック

 

ただ、同じ区間を複数のルートのバスが通っており、路線図がごちゃごちゃとしていて視認性がよくありません。また、PDFの画像の解像度が低くとても見づらい(拡大して見ても無駄)です。
こちらのルートマップを基に、『ご自身が”どの乗り場”から”どの路線”に乗れば目的地にたどり着けるのか』を調べるのはなかなか骨が折れますので、「あー、このエリアにはバスが運行していないんだ」というような、一目でわかる情報を仕入れるレベルで使うのみに限った方がよいです。
ということで、ルートマップは入手しなくても困りません…笑

 

路線や時刻の調べ方については、ページ下方の『時刻やルートの調べ方』をご参照ください。

 

マルタのバスの概要

 

外観

外観はいたって普通のバス

外観ですが、一目で『バス』だとわかる形式をしておりますので、まずその点についてはご安心ください。バス前面上部の電光掲示板部分に行き先と共に、遠目からでもわかるよう「X1」や「43」などの路線番号が大きく掲示されておりますので、バス停にて、自分の乗りたいバスが来たかどうか一発で分かるようになっています。

 

尚、バスの外観の特徴として下記画像のように全面ラッピングされたものも走っています。
「中は真っ暗かな?外の景色が見えないと閉塞感があって嫌だな」と当初警戒したのですが、乗ってみてわかったのが、下記画像(右)の通り、細かい網目状になっており中からは外が見えるようになっていました。


全面塗装?に見えるバス

細かい網目の窓となっており、一応外の様子は見える
外の景色が見えづらいことには変わりないのですが、このラッピングによる暗さや閉塞感、治安の悪さというものは感じませんでした。マルタは非常に日差しが強いので、この網状の窓はサンシェード(日よけ)としての役割を担っているんですね。
 
内観
 

中ほどに設けられたスーツケース置き場

日本のバスより少し窮屈な印象

いたって普通のバスですね。因みに、空港からバレッタ市内に向かうルート「X4」のバスには、画像(左)のようにスーツケース置き場がありました。ただし、5日間の旅行中、スーツケース置き場のあるバスを見たのは初日の「X4」路線だけ。基本的にはバスに大きな荷物を置けるスペースはあまりありません。

 

座席/通路

 

上記の内観画像の通りですが、まず通路は日本の大体のバスよりも狭いです。通路に人が立っていると、すれ違うのに一苦労。中ほどの通路に人が立っていることでバス前方に人が滞留し、運転手が『後ろに詰めてくれ』とため息交じりに言うシーンには何度も遭遇しました。平日でも日中のバスはかなり混み合うことがあり、通常バスは前方のドアから乗りますが、前から乗れない場合は後方のドアから乗ってくれ、と言われることもあります。マルタの治安はヨーロッパの中では良好と言われていますが、混んでいる車内ではバスが停まった乗降のタイミングで他人と体が密着することもあるので、スリには十分気をつけましょう

 

尚、座席はクッション性はあまりなく固め。長時間座ると腰が痛くなるかもしれません。しかし、座れるのであれば席には座った方がいいです!運転が荒いので…。という事で続いて運転についてです。

 

運転

マルタのバスの運転は、とにかく荒いです。正確には、バスの運転が荒いというよりも、バスを含めた車両の交通ルールが滅茶苦茶なために、急ブレーキ/急発進を余儀なくされているように感じました。また道が曲がりくねった箇所が多く、カーブの際の遠心力が頻繁に襲い掛かってくるのも、運転が荒く感じる要因の一つかもしれません。

 

とにかく、交差点やロータリーでの合流地点では「我先に!」と言わんばかりに本線に車体をねじ込むのが普通であり、相手がバスであろうと関係ありません。そこに譲り合いの精神はありません。
そのため、『マルタ島のバレッタ』や、『ゴゾ島のビクトリア』などの車が密集する街の中心部ではいつも渋滞ができており、バスは街の中心に出入りするのに時間を要します。これがマルタのバスが時刻通りに来ない一大要因となっています。

 

乗客の様子

5日間の旅行中、大きな声で電話する女性に2回遭遇しましたが、基本的には皆さん静かに乗車しています。 観光客も多く、特に治安が悪いという印象は受けませんでした(因みに、観光客はイタリア人が多いです)。何度か学生と思しき若者集団が乗ってくることがあり、足を組んで座るなど多少の態度の悪さはありましたが、まぁ海外にしては許容範囲かと。


 

バスの時刻、ルートの調べ方

バス停には、路線番号とそのバスが停まる停留所名、出発時刻が書かれた紙が貼られています。しかし地元民ならいざ知らず、海外から来た我々が、バス停に貼られた紙から目的地への路線を探し出すのは難しい(膨大な時間が必要)です。

 

マルタのバスを利用する際は「Googleマップの経路検索機能」を活用しましょう。この検索機能を使ったことがある方ならばわかると思いますが、出発地/到着地を入れるだけで、ルートはもとより、利用すべき交通機関まで出してくれる非常に優れたツールになっています。実際に旅行を終えて改めて思いましたが、このツールなしにはマルタ旅行は成り立たなかったと思いました。

 

Googleマップの経路検索を行ったことがない方向けに、経路検索のやり方を画像でまとめました。練習が必要であれば、こちらを参考にやってみてください。

Googleマップの経路検索方法(クリックで展開)

 

①GoogleMap右下の青い「経路検索」ボタンを押下

②出発地点を指定します。「現在地」または「地図上で選択」、好きな方を選びます

③「現在地」を指定した場合は、続いて目的地を指定します(手順⑥へ

④:②で「地図上で選択」を選んだ場合は、地図上に表示される‘ピン’をお好きな地点に移動させ、画面下の「OK」を押下

⑤続いて「目的地を選択」を押下します。

⑥目的地を設定します。ここでは「地図上で選択」を選びましょう

⑦地図上で‘ピン’を目的地に移動させ、画面下方の「OK」を押下

⑧検索結果は車(バス除く)/公共交通機関/徒歩など、選択した手段ごとに表示されます。バス(公共交通機関)での経路検索結果を見たいので、青枠で囲ったマークを押すと、下方に候補の経路が表示されます。

⑨表示された経路を押下すると詳細が見れます。バス停名、ルート番号(バスの番号)、出発・到着時刻、乗車時間などが表示されるので、この情報を基にバスに乗ります

 

 

 

繰り返しますが、マルタをストレスなく移動するには、「Googleマップの経路検索」の利用必須です。
マルタは街中にfree wifiがない(あってもセキュリティ面が怪しいので、無闇に使うものではないですが)ので、日本出国前に海外でインターネット接続できるように手配してから行きましょう。

 

 

海外wifiレンタルについて

海外でインターネットを利用するために、wifi機器のレンタルが必要です。マルタであれば1000円/日 前後で利用可能ですので、出国前に必ず手続きしておきましょう。

参考:マルタで使える海外Wi-Fiレンタル料金比較(※価格.comのページに遷移します)

尚、スマートフォンがドコモであれば「ahamo」を利用するのもおススメ。現地にて「データローミング」をONにすることで、インターネットがそのまま使えます。
※月額料金は2,970円(税込)で、海外91の国・地域で20GBまで(国内利用含む)のデータ通信が可能とのこと。詳細は公式ページをご参照ください。

 

 


 

マルタのバスの乗車方法

 

バス停での待ち方

日本ではバス待ちの際は通常、列を作って並び、乗車も先頭で待っていた人から順次行われていくものです。実に合理的です。しかし、マルタは違います。

 


まず、バス停にはバス待ちの人の列は作られません。バス停の周りにわらわらと人が集まるのみです。
そして、バスが到着したら、一斉に「我先に!」とバスに乗り込もうとします。車と同じで”整列”という概念がこの国にはありません。押したりする人はいませんが、団子状態になります。ここで「どうぞどうぞ」なんて日本のノリでやっていると乗りそびれるので、”郷に入っては郷に従え”の精神で、頑張って乗車順の争いには参画するようにしましょう笑

 

マルタの交通ルールは日本と同じ左側通行(右ハンドル)です。バスは前方左側が乗り口であり、道路には”バスがここに停まるよ”という路面標示があるため、「ここら辺に乗り口が来るな」というのはわかります。なので座りたいのであれば、バス停で待っている時に、さりげなく入り口の近くに位置取れるよう動いてみてください。

 

目当てのバスが来たら

バス停において、日本では運転手の目に留まる場所で待っていれさえすれば基本的にバスは止まってくれますが、マルタは違います。マルタでは違う行先のバスが同じルート(区間)を走ることが多々あるので、バス停で待っている客がいたとしても、乗車の意思が確認できない場合は、なんと素通りされてしまうのです!

そのため、バスが来たら手を挙げる、手を振るなどで乗車の意思を示すべし!です。
バスの全面上部の電光掲示板に、大きくルート番号が掲示されているので、割と遠くからでもどのルートのバスが来たのか視認できます。目当てのバスが来たら、バスが安全に停止できる距離を考慮したうえで、早めに意思表示をしましょう。

【注意】バスが満員の時は、バス停には停まらない
事前情報で仕入れていましたが、実際に私も[イムディーナ(ラバト)からバレッタ]の53番のルートで遭遇しました。バスが満員となっておりこれ以上乗客が乗せられない時は、どんなに懸命に手を振って乗車の意思を示していても、バス停には停まらずスルーされます…。一応運転手が走り抜けざまに「満員だ。許せ…」的なジェスチャーをしていました。日中の主要観光路線ではなるべく始発に近いバス停を選んで乗るようにしましょう。

 

支払方法

支払いは完全前払い制で、バスの乗車時に支払います。支払方法ですが、1回乗車券を運転手から買いたい場合は、人数を伝えて代金を支払うのみ。画像にあるレジのような機械からレシートが出てくるので、取り忘れないようにしましょう。

 

支払いは現金でもクレジットカードでもOKですが、クレジットカードの場合は必ずVISAのタッチ決済ができるカードを用意していきましょう。BOV(Bank of Valletta)の”Tap & ride”という仕組みを導入しており、下記画像(右)の左下に見える青い端末にクレジットカードをかざすことで、VISAのタッチ決済ができます。※公式サイトには「現金、または非接触型のクレジット/デビットカードで支払い可能」との記述となっておりますので、タッチ決済機能のない差し込み型のクレジットカードは恐らく使えません。

 

後述の「tallinja card」を持っている場合は、下記画像(右)の黄色矢印で示した、レジのような機械の上部にタッチすればいいだけです。「ピッ!」と音が鳴るので、単純明快です。

バス最前部
上記画像「↓」の部分にカードをタッチ!

 

 バスチケットの種類と料金

ここでは、チケットの種類についてご紹介します。ご自身の旅程に合わせて購入するチケットを選びましょう。

 

尚、3日~7日間の旅程であれば迷うことはありません。”※おすすめ!“とマークしましたが「7-Day Explore Card(7日間の乗り放題カード)」を利用することをおすすめします。
無論どれだけ精力的に動くか次第ですが、目安としては、2.5日~3日ほどマルタに滞在する人は元が取れるはず。(「3日間の滞在中、ずっとバレッタから動かない」など、特殊な旅程の方は買わない方がいいですが…)

 

尚、マルタの情報を発信している多くの個人サイトがありますが、大体古い情報が掲載されているので、注意して下さい。※こちらは2024年5月時点の公式サイトから仕入れた情報です。ご旅行される際は念のため公式サイトをご覧下さい。

チケットの種類

チケットの種類 価格 説明
1回乗車券

2.50 ユーロ / 枚
※夜間運賃: 3 ユーロ/枚

1回乗車券。バスに乗るときに、バスの運転手からチケットを購入できます。
乗車から 2 時間有効となり、時間内であればバスの乗り継ぎも可能。次のバスで、購入時に発行されたレシートを見せればOK。ただし、有効時間が2時間以内なので、乗り継ぎ先の到着時間が利用開始から2時間を超えると判断された場合は、運転手とやり取りが生じる可能性あり。そういった不要な調整ごとを避けたい方にはおすすめしません。

12 Single Day Journeys Card
*tallinja card

21ユーロ / セット

『1回乗車×12回分』の回数券です。
12 “Single Day”とあったので、最初は「1日乗り放題×12日分か!すごくお得じゃないか!」と思ったのですが、公式サイトの説明文や、その他サイトをよく見てみると、単なる回数券であることが判明しました。それでも、2.5ユーロ×12回=30ユーロのところが21ユーロで買えるので、結構お得です。

 

購入から半年間(6か月間)有効なため、マルタに在住しており、時々バスを利用する人が購入するそう。尚、利用ルールとして、当チケットの複数名での共用は不可となっており、同じバスに複数名乗車する際に、本チケットを2回かざして2名乗る、という事はできません。その場合は1名につき、当チケットが1枚必要になります。また、便名に”N”のつく夜間運行や、便名にTDのつく直行便、「Tallinja Direct services(タリンヤダイレクトサービス)」の場合は、2回分の乗車チケットが必要となるという、微妙な使い勝手のチケットですので、短期旅行者は基本的に選ばないチケットになっています。

Explore Card (Unlimited travel for 7 days)
*tallinja card
※おすすめ!
大人25ユーロ/枚
子供 7ユーロ / 枚(~10歳まで)

最初の利用から7日間(利用開始から 168 時間)、マルタ島とゴゾ島の路線バスが無制限で乗り放題になるカード。マルタの島々をバスを使って巡る人にとっては、最高の1枚です。

有効期間中は、便名に”N”のつく夜間運行のバスや、便名にTDのつく直行便、「Tallinja Direct services(タリンヤダイレクトサービス)」をバスを含め、すべての路線バスに何度でも自由に乗り降りができます。「7日間の無制限の旅行を提供する」をキャッチフレーズに公式では販売しており、ストレスフリーな旅行ができるので、非常におすすめです。
空港の「Malta Public Transport」のブースで購入しましたが、私の前の方も、隣のブースの海外の旅行者も、次に並んでいた方も全員、このカードを選択していました。筆者もこのカードを購入し、旅行をしました。5日間でTD路線を含み18回バスを利用したので…本来は45ユーロかかったところを25ユーロで移動できたことになります。

尚、カードは同行者と共有することはできないので、一人一枚購入が必要です。カードは子供用(10歳まで)も用意されており、そちらは7ユーロで購入できます。

Explore Flex
*tallinja card
6ユーロ/枚
※+料金で、チャージが必要
SuicaやPASMOのような、チャージして利用するタイプのカード。カード発行手数料として、初期費用に6ユーロ必要ですが、このカードにチャージして支払いをすることで、乗車の都度現金払いで支払うよりもお得にバスに乗ることができます。WEBの公式サイトや、Tallinja アプリにカード情報を登録してリンクすることで、そこからカードへの料金チャージが可能になります。
Explore Flex – Gozo Standard
*tallinja card
31ユーロ/枚

「6日間の乗り放題」+「バレッタからゴゾ島への高速フェリー」がセットになったカード。”ゴゾ島の散策をメインに考えている人におすすめです”と公式サイトでは紹介されています。

 

…が、この「バレッタからゴゾ島への高速フェリー」は使わない方が無難です。
調べてみるとわかりますが、”船酔い”、”嘔吐”、”ジェットコースター”、45分間、途中下船不可の拷問船であるとのひどい口コミに溢れています。”これは高速船ではありません。ただ安全性を無視してスピードを出して運航しているだけです”だそうです。マルタは強風の日が多く、海もかなり時化ることが多いです。私が訪れた際も(目撃したのは”コミノ島”行の小型船ですが)、波により船首が跳ねるように航行していました。傍目から(あれには乗りたくないな…)と思いましたよ。

しかし、メリットとしてはバレッタからゴゾ島へ早く付けること。通常、バレッタ出発からゴゾ島に上陸するまでの所要時間は、早くて2時間半程度※。そこが最短45分に短縮されます。※マルタ島最北端のゴゾフェリー乗り場まで、バスで1時間30分、そこからさらに30分ほど列に並んでゴゾ島行きフェリーに乗り込み、約30分の船旅を経てゴゾ島へ上陸します。ご利用は自己責任でどうぞ。

Explore Flex – Short Stay
*tallinja card
45ユーロ/枚 4日間のバス乗り放題+City Sightseeing Maltaが運営する乗り降り自由(ホップ オン ホップ オフ)の観光バスツアーに 1 日参加できます。
※「City Sightseeing Maltaが運営する乗り降り自由の観光バスツアー」の口コミは[こちら。私は利用しませんでした。
Explore Flex – Traveller
*tallinja card
49 ユーロ/枚 7日間のバス乗り放題+City Sightseeing Maltaが運営する乗り降り自由(ホップ オン ホップ オフ)の観光バスツアーに 1 日参加できます。
Explore Flex -ExplorePlus
*tallinja card
69 ユーロ/枚 7日間のバス乗り放題+City Sightseeing Maltaが運営する乗り降り自由(ホップ オン ホップ オフ)の観光バスツアーに 1 日参加できます。また、iSeeMalta が運営するハーバー クルーズ、「バレッタからゴゾ島への高速フェリー」も含まれたツアー。

 

チケットの購入方法
 
チケットの購入可能な場所については、「Malta Public Transport」の公式サイトをに一覧が載っていますので、そちらをご確認頂ければと思います。ただ、一番おすすめなのは、マルタ国際空港について到着ロビーを出ると必ず目に入る、下記画像の「Malta Public Transport」のブースで買ってしまうのが、一番間違いがない購入方法です。私もここで買いました。

到着ロビーを出ると真正面にある「Malta Public Transport」のブース

 

窓口に並んで、「このチケットを買いたいんだ」と伝えればOK。英語に自信がない方は、事前に公式ページの該当チケットのページをスクリーンショットなどで保存しておき、その画像を見せればよいです。


尚、どれくらいお得になるかですが、飽くまでもご参考までに、私が5日間のマルタ旅行で移動した経路を載せておきます。

本来は、【18回×2.5ユーロ=45ユーロ/人】かかったところが、7日間乗り放題の「Explore Card (Unlimited travel for 7 days)」を購入していたので、【25ユーロ/人】で済みました。単純に20ユーロ/人、得した計算になります。「チケット購入の手間がなくなる&バスに乗り放題」という精神的負担軽減のメリットには、額面以上の価値を感じました。マルタを訪れる旅行者には強くおすすめしたいと思います。

# 経路 [出発]バス停名 [到着]バス停名 所要時間の目安 利用路線 例
※飽くまでも例です。他にも多くの経路があります!
#1 [マルタ国際空港]から[バレッタ] マルタ国際空港(Airport 1) バレッタ(Valletta)  25分 X4番 など
#2 [バレッタ]から[マルサシュロック] バレッタ(Valletta A6) マルサシュロック
(Xerriex、Kavallerizza、Cippi など)
35分 81番、85番(Valletta A6 8:28発 – Xerriex 9:04着) など
#3 [マルサシュロック]から[イムディーナ] マルサシュロック(Cippi) Blata L-Bajda 5 35分 81番 など

Blata L-bajda 2

Rabat 3 25分 52番 など
#4 [ラバト]から[バレッタ] Rabat Saqqajja バレッタ(Valletta)  30分 53番 など
#5 [バレッタ]から[ゴゾ島フェリーターミナル(マルタ島側)] バレッタ(Valletta B6) Marfa 1時間30分 41番、42番(Valletta B6 8:20発 – Marfa 9:38着) など
#6 [ゴゾ島フェリーターミナル(ゴゾ島側)]から[ビクトリア] Vapur Victoria Bay 1 20分 301番、323番 など
#7 [ビクトリア]から[ソルトパン] Repubblika

Mhelhel
※ソルトパンまで絶景の下り道を徒歩20分コースの場合

15分

309番

#8 [ソルトパン]から[タ・ピーヌ聖堂] Xwejni
※ソルトパン最寄りバス停
Victoria Bay 2 15分 310番
Victoria Bay 3 Pinu 15分 308番
#9 [タ・ピーヌ聖堂]から[ゴゾ島フェリーターミナル(ゴゾ島側)] Pinu Victoria Bay 3 15分 308番
Victoria Bay 1 Vapur 20分 301番
#10 [ゴゾ島フェリーターミナル(マルタ島側)]から[バレッタ] Cirkewwa 1 バレッタ(Valletta)  1時間30分 41番、42番
#11 [バレッタ]から[シウィーイ※] ※スーパー「Greens Supermarket」最寄り バレッタ(Valletta A15) Pembroke Park & Ride 2 20分 TD13番
#12 [シウィーイ]から[バレッタ] Pembroke Park & Ride 1 バレッタ(Valletta) 20分 TD13番
#13 [バレッタ]から[モスタ・ロチュンダ] バレッタ(Valletta B6) Rotunda 1 25分 41番、42番など
#14 [モスタ・ロチュンダ]から[セント・ジュリアンズ] Rotunda 4 Mrabat 30分 203番
#15 [セント・ジュリアンズ]から[スリーマ] Spinola Xerri 10分 13A番、212番、222番、225番 など
[スリーマ]から[バレッタ] Xerri バレッタ(Valletta) 20分 14番、13番、13A番、16番 など
#16 [バレッタ]から[ヴィットリオーザ(ビルグ)] バレッタ(Valletta A2) Bormla 20分 2番
#17 [ヴィットリオーザ(ビルグ)]から[バレッタ] Zejt バレッタ(Valletta) 20分 3番 など
#18 [バレッタ]から[マルタ国際空港] Valletta A5 Cintra
※空港まで徒歩5分強
20分 72番 など

 


 

最後に(おまけ情報)

マルタを走るレトロバス

現在マルタ国内を走っているのは、主に環境に配慮した電気が動力のバスですが、その昔は、写真のような可愛らしいレトロな路線バスが街中を走り回っていたそうです。マルタのきちんとしたバス会社が設立され、様式の揃えられたバスが使用されるに伴い、これらのレトロなバスは海外に売り飛ばされるなどして、マルタから激減してしまったそうですが、昨今では観光資源の一環として、修理されたレトロバスが走るようになったそうな。

 

上記の画像はマルサシュロックでバス待ちをしている時に見かけたレトロバスです。他にもイムディーナでも見かけました。主要な観光地を巡回するように走っているようです。
私は利用しませんでしたが、まるで映画に出てくるようなこちらのバス、どうも乗ることができるようです。マルサシュロックで見かけた上記画像をズームにすると…「€2.50  VALLETTA」の文字が。普通のバスと同じ料金で利用できるみたいですね。tallinja cardなどは使えなさそうですが、機会があったら乗ってみてください。旅の良い思い出になるかもしれませんね!