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【自転車日本一周】<考察>日本一周の定義って?みんな何を以て日本一周したと言っているの?

皆さんこんにちは。

楽しい自転車ライフをお過ごしでしょうか。
最近、海外の観光地の紹介記事ばかり書いていたので、久々に自転車旅行、とりわけ「自転車日本一周」関連の記事を書こうと思います。

 

私は大学生時代に、春休み(2月~3月の冬季)と夏休み(8月~9月の夏季)の休業期間を利用し、都合3か月間、全行程10,328kmをかけて自転車で走り、日本一周を行いました。

サイクリングのイラスト(男性)

特に事前情報として重要だと思ったことは、すでにこれまでの投稿で書いてきましたので、当記事の最下部にそのリンクを貼っておきます。よろしければ併せてご覧になってください。

 


 

 

日本一周の定義ってなに?
今回のテーマはこちら。「日本一周」の定義の話をさせてください。
 
“日本縦断!”とか”日本横断!”ならば、人それぞれで大枠のイメージがずれることは無いのでしょうけれど、そもそも”日本一周”とは何なのでしょうか。
 
 
自転車太郎
日本一周っていうのは、47都道府県巡ることだろう
 
自転車花子
日本列島の海岸線沿いにぐるりと回ることが、日本一周ってことでしょうね
 
様々な見解があると思いますが、結論として唯一言えることとしては、明確な定義はないということだけです。
何しろこの話題の定義を決めるような行政機関や公的組織が無いですから。明確な定義がない以上、人それぞれ捉え方が違って当然です。
 
尚、日本一周の話をするときに、”距離”を引き合いに出す方が多いので、その話題について触れておきます。
 
環境省によって、日本本土の海岸線の距離は「19,134km」と明示されています。ただ、これはあくまでも道路の無い海岸線沿いをきっちり測った場合の距離です。
 
では、公道を使ってなるべく日本列島の形に沿って走行した場合はどうなるのでしょうか。
その場合、日本一周の距離は、約12,000kmであると言われています。
 
 
自転車太郎
じゃ、12,000kmくらいは走らないと日本一周したことにならない、ってことかい?
 
いえ、そういう訳ではないのです。
先にも述べたように、人それぞれ「日本一周」に対する捉え方が違うので、距離は一つの目安にはなるとは思いますが、判定基準にはなりえません。
 
実際にネットで調べてみるとわかると思いますが、「日本一周したよ」という経験者たちの走行距離を見てみると、ざっと5,000km~15,000kmの幅があることが見て取れます。これは、5,000kmの走行をした方が見栄を張ってうそぶいているわけではなく、実際、その人の感覚論で”日本中の景色を見てきた”と感じたから、そう言っているというケースがほとんどです。
 
例えば、「47都道府県の”県庁所在地”を全て巡るぞ!」という目標を立てて、自転車で旅をしたとします。この場合、最短ルートで廻ると、その走行距離は約8,000km程度だと言われています。誰が聞いてもこれは「日本一周している」、あるいは「日本全国を巡っている」と思うはずですが、12,000km走っていません。逆に内陸を含め、何か月もかけて縦横無尽に走る旅をしたとします。関東以北(北海道/東北)だけで15,000kmを走りましたが、これを”日本一周と言えるか”と問われれば、まだ道半ばでは?という認識を持つ人が大半だと思います。
 
どうでしょうか。距離だけを以て日本一周を定義することが如何にナンセンスであるか、ということをお分かり頂けましたでしょうか。
要は走行距離は、飽くまでも日本全国を廻った成果の一つに過ぎないという事です。
 
…とはいえ、さすがに1,000kmの走行距離で「自転車で日本一周したよ!」と言っている人がいたら、さすがにそれは誇張表現だとは思います。ただ、それも「フェリーを駆使して合計1,000kmの走行距離で日本各地の景色を見てきた」ということなのかもしれませんね。(それは、”自転車”日本一周なのか?という議論になってきますが…笑)


 
私は、今でこそ”自転車日本一周をした人物”として、このように記事を書いたりしていますが、自転車日本一周のトップページでも述べている通り、そもそも「自転車で日本一周しよう!」と思って旅立ったわけではありませんでした。
 
では、なぜ「自転車で日本一周した」と言い始めたのか。
「自分の生まれた国のことを、自分の力で見て巡りたい」
この一言に、自転車旅行をしようと思った動機の全てが詰め込まれています。
この想いを満たした結果。「日本中の景色を見てきたなぁ」という実感。それを一言で表す、一般的にわかりやすい表現として「日本一周」を謳っているに過ぎません。
 
 
なので前述の、その人の感覚論で”日本中の景色を見てきた”と感じたから、そう言っている に当てはまるわけですね。
 
尚、私が走ったルートを俯瞰してみるこちらの画像の通りとなっています。
 
私は東京に住んでいるのですが大学生の頃に自転車で旅に出たことがありまして冬季と夏季に分けて走行したわけなのですがまずは冬季の話をしますと東京を出立し東海道を一路西方面に進みまして江の島を横目に難なく第一関門の箱根峠に到達したわけです天下の険なんて昔から言われていますがそれを自転車で登ろうっていうのですから大変なわけでそれこそ自転車旅行なので自転車には荷物が満載の状態で非常に車体が重く山道は大変で恥ずかしながら結構押して上りましたね季節は2月で真冬だったもので芦ノ湖の標高に近づくとまだ積雪があり日陰なんかはアイスバーンになっているところもあってとても走行に気を使いましたが何とか芦ノ湖にたどり着いた時の夕焼けはとてもキレイでした一気に静岡まで行ってしまおうと山を下るのですが時速50km/hオーバーで2月の山道を一気に滑走すると寒くて寒くてもう形容しがたい寒さでしたねアレはもう耳とかホント痛いし日も暮れかけてきて路面の視認がしづらい中恐ろしいスピードを出していた感じで今から思うと死と隣り合わせの危険な走行をしていたんですね恐ろしいですまぁ一生懸命昇った箱根も下りはあっという間で三島まで一気に下りましてうんたらかんたらあと24時間話が続きます
 
というのを
 
「私は、自転車で日本一周しました」
と一言に置き換えて表現しているんです。
 
したがって、『日本一周の定義ってなに?』の答えとしては、定義はない。しかし旅人の語る”日本一周”の4文字には、各人の旅の思い出が込められている…
さしずめ、こんなところですね!
 
…たまには思い付きで書いてみようということで書き始めましたが、内容がふわっとした記事になってしまいました。実のある記事を書かないといけないですね…笑
 
「日本一周した!」と心から言える旅、是非してみてください!